イラスト上達法

イラスト初心者は1年で上達する?→確実にうまくなります

 

イラスト初心者は1年で上達する?

「イラスト初心者が1年間練習するとどれくらい上達するのか?」

イラストを描いている人なら気になるところですよね。

 

ぼくは独学でイラスト練習を始めて1年以上経ちましたが、今ではTwitterで1000いいね以上いただけるようになりました。

まだまだ課題は多いですが右も左もわからないイラスト初心者の頃に比べるとかなり上達できたと思います。

 

この記事ではイラスト初心者が1年間練習するとどれくらい上達するのかをご紹介します。

実際に行った練習方法も紹介しているのでイラスト練習を始めた初心者の方やこれからイラストを描き始めようと考えている方はぜひご覧ください。

イラスト初心者が上達するには?

イラスト初心者はどうすれば絵が上達するのか?

自分の経験から結論を先に言うとイラスト初心者が上達する方法は「なんでもいいから色々描く」ことです。

この後自分が練習した具体的な内容を紹介しますが、手当たり次第に色々な練習方法を試しています。

 

イラスト初心者の頃は伸びしろしかないので基本的に何を描いてもうまくなります。

なので何でもいいから好きなものや描けるようになりたいものを描いていけばいいと思います。

 

でも「伸びしろしかない」ということは「何を描いてもうまく描けない」ということの裏返しでもあります。

なので「1年後には神絵師になる!」と意気込むよりも「できないのが当たり前、できたらラッキー」くらいの気持ちで練習した方がメンタルに優しいと感じました。

イラスト初心者が1年で上達するための練習内容

イラストを描き始めた正確な日付はわかりませんが2020年7月くらいから描き始めました。

その後10月に液タブを購入してデジタルイラストを描いています。

 

ここからは今まで描いたものや練習方法を時系列順に紹介していきます。

長文なので気になるところだけ読んでください。

描き始め~デジタル導入まで

イラストの練習を始めた頃はコピー用紙に鉛筆で描いて練習していました。

「イラストの上達には模写が効果的」とネットの知識を聞きかじっていたので、模写を中心に練習することにしました。

 

最初の頃はコピー用紙に描いてすぐに捨てていたのでイラストが残っていませんが、ノートに描いてあったイラストが残っていたので公開します。

イラスト初心者は1年で上達する?

ナイキのWebサイトのスタイルブックを見て描いた絵なんですが、オシャレ感がまるでありません。

横の矢印は一体なんなんだろう。

流れを描くって描いてあるけど意味がわかりません。

体の傾き?

 

あと「人体を描くには美術解剖学が大事だ」と聞き、モルフォ人体デッサン「箱と円筒で描く(箱モル)」の模写もやりました。

(通常モルフォは難しそうだったので一番簡単そうな箱モルを選択)

イラスト初心者は1年で上達する?

この本はページ数も少なく、クロッキーのような感じの太い線なので模写もしやすかったです。

一応全部模写したんですが、1回模写したくらいで筋肉を覚えられるわけもありませんでした。

ただ教本を一冊模写をして達成感を得る成功経験ができたのはよかったんじゃないかと思います。

他にも美術解剖学の本などを描き写したりしてたんですがまじで何も覚えていません。

最初のころはおおまかな形を覚えて美術解剖学とか小難しいことを無理にやらなくてもいいかなと個人的には思います。

ツイッターを始める

イラストの練習成果をアップするために2020年9月からTwitterをはじめました。

Twitterにアップするとモチベーションが上がるので絵を描く習慣がつけたい人はツイッターに練習絵を投稿するのがおすすめです。

練習イラストをTwitterに投稿しているとSNSへ投稿することのハードルが下がって気軽に投稿できるようになってきます。

なのでSNSに抵抗がある人や慣れてない人が完成したイラストをTwitterに上げる練習としてもいいかもしれません。

 

最初の画像投稿はこの頃やっていた吉成曜さんのラクガキ集の模写でした。

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他にもスシオさんの画集やtoshiさんの教本の模写をやってました。

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あとはアニメのイラストの模写ですね。

けいおんは今まで観たことがなかったんですが面白かったので模写しました。

こんな感じで最初の頃は気になったイラストや教本を模写していました。

4か月目:デジタルイラストを開始

デジタルをやりたいという気持ちが強くなってきたので10月半ばにGAOMONの「PD2200」という液タブを購入してデジタルイラストを始めました。

ペイントソフトは色々あるんですが一番利用者の多い「クリップスタジオペイント(クリスタ)」 を購入しました。

持っていたパソコンのスペックが低すぎてメモリが2Gしかないので動くか心配でしたが、何とか動作したのでここからデジタルの練習も始めました。

 

初めてデジタルで色塗りまで仕上げたイラストがこちらです。

クリスタの対象定規を使って描いたイラストです。

「手は絶対に描きたくない」という強い意志をひしひしと感じるイラストですね。

 

デジタルはアナログとは全然使い勝手が違うので操作になれるために簡単なイラストを描いたりもしました。

デジタルはアナログと比べると全然思ったように線が引けないので「これ本当に綺麗な線が引けるようになるのか?」と思いながら練習してました。

アナログからデジタルに移行したときは簡単なものを描いて線を引く練習するといいと思います。

色塗り上達のため色塗り教本を模写する

デジタルイラストを始めたはいいですが色の塗り方が全然わからなかったので「キャラ塗り上達術」という本のメイキングをみながら模写することにしました。

この本は線画が用意してあって色塗りをしていく教本です(厚塗りを除く)。

クリスタに対応したPSDデータが特典でついているのでプロの塗りをみながら色塗り練習ができます。

本の中に説明はないですが背景のデータも一応あります。

ぼくは当時使っていたパソコンのメモリが2Gしかなく、レイヤーが増えると画面が止まってしまうので背景はやりませんでしたが、背景も一緒に描くとより勉強になると思います。

 

こちらの教本は現在はアマゾンの読み放題サービス「 Kindle Unlimitedの対象になっています。

現在キャンペーン中で2か月299円で利用できるので興味のある方は利用してみて下さい。

背景込みのデジタルイラストを描く

「キャラ塗り上達術」で塗りの練習をしている途中で新しく購入したノートパソコンが届きました。

そこできちんとしたオリジナルのイラストを描くことにしました。

このイラストのキャラはクリスタの3Dデッサン人形を下敷きにして描いたのですが、親指が体にめりこんで消えていることに気付かないまま描き終えてTwitterに投稿してしまい、加筆して投稿しなおすことになりました。

 

描いたのはちょうどアニメをやっていた「ダンまち」のヘスティアです。

「逆光にしとけば何とかなるだろう」と描いたんですが、何ともならなかったイラストです。

 

キャラ塗り上達術を参考に合成モード「加算発光」で光をいれてるんですが光の部分が強すぎて白飛びしすぎてます。

イラスト初心者が絵を描くとコントラスト(明度差)が弱くてぼんやりした印象になりやすいんですが、ぼくの場合はそれを意識しすぎた結果逆にコントラストが高くなりすぎる傾向にあります。

「加算発光」を使うと明度がカンストして白飛びしやすいので今ではあまりつかってません。

(これは加算発光がぼくの色の選び方の癖や使い方との相性が悪いというだけです。加算発光を使っているプロの方はたくさんいます)

 

その次に当時アニメでやっていたスヤリス姫を描きました。

この頃は1週間に1枚くらいのペースでイラストをアップしていたのが驚きです。

パソコンを修理に出してアナログ練習もする

この後、新しく購入したパソコンのキーボードに不具合があり修理に出すことになったので、その間にアナログで練習することにしました。

このときは前にイラストを描いたときに「服のシワがよくわからない」と思ったのでヒトカク衣服編を模写しました。

 

この本もページ数自体はあまり多くはないので模写しやすい本だと思います。

 

あとはレイヤー数があまり増えなければメモリ2Gのパソコンでも大丈夫だろうと、線ではなく面で塗る厚塗り練習をちょこちょこやりました。

写真の色をスポイトでとって塗っていってます。

この練習は面を分ける練習にはなるんですがスポイトで色を取るので、機械的に色を取るだけになってしまうと色の練習にはあまりならないです。

色選びの練習をするなら一度自分で色を取って実際の色と比較する練習のほうが効果的です。

正月イラストを描く

年末にパソコンが修理から無事返ってきたので正月のイラストを描きます。

こちらのイラストはフリー素材の写真のポーズを参考にして描きました。

最初は着物を描く予定でしたが、着物の柄を描く前に力尽きてしまい無地の巫女さんの格好に落ち着きました。

シャフト作品の「シャフ度(シャフト角度)」を描いてみたかったんですが、すごい中途半端な角度になりました。

 

あとこの頃から線画を何とかしないといけないと思ってクロッキーも少し多めにやるようにしました。

 

次に描いたのが初音ミクです。

ぼくは「絶対にこのキャラを描きたい」みたいな推しキャラがいないので、とりあえずみんなが描いている初音ミクを描くことにしました。

初音ミクはシンプルなデザインかと思いきや実際に描いてみると衣装のディテールが多く、透ける素材や金属、発光している部分など今まで描いたことのないものばかりで全然描けませんでした。

 

結果「二次創作は難しい」という印象がついたので、このあとしばらく二次創作は描かなくなります。

トレス練習をする

この後に人が描いた絵を上からなぞる「トレス練習」をやりました。

人の作品の描き写しなのでTwitterにはアップしていません。

 

これはうまい人の絵をなぞることで絵が上達するというものです。

トレスは「効果がある」「ない」という意見が分かれているので試しにやってみることにしました。

 

結論からいうとやり方が悪かったのかあまり効果は感じませんでした。

ただ自分のやり方が良くなかっただけでやり方次第ではトレスは効果があると思います。

背景イラストの模写

次は背景が全然描けないので背景のメイキング本をやることにしました。

こちらは前にやったキャラ塗り上達術の背景版です。

キャラ塗りは線画があって色塗りだけやるので「塗り絵」みたいな感じなんですが、背景本は線画がないので全部自分で描かないといけません。

そのため難易度が段違いにあがります。

 

実際この本はけっこう前に購入していたんですが中身をみて「これは無理だ」と判断して放置していました。

その後、面で描く練習や厚塗りっぽい塗り方を経験したこともあり改めてやってみることにしました。

3つめの城のイラストは完成までに2週間くらいかかりました。辛すぎてコメントが片言になる始末。

4つめの背景は線画のデータもあったのですが練習のために線画も一から自分で描きました。

この練習をやったおかげで前より塗りが少しマシになった気がします。

こういう練習は今やれといわれても面倒でできないのでモチベが高い時に勢いでやるのがいいです。

 

ちなみに背景練習の合間にウマ娘のアニメを模写したりしてました。

色塗りの模写をする

その後Twitterにはアップしてませんでしたが、色塗りを上達させるためにうまい人のワンドロを色塗り模写します。

ワンドロを選んだ理由はガチのイラストは再現できないと踏んだためです。

 

ここでワンドロを1つ模写するのに6時間以上かかるという悲しみを味わいます。

色塗り模写後に背景を省いたキャラ塗りを中心に練習します。

このあたりはフリー素材の写真のポーズを参考にしながら二次元キャラにしています。

二次創作と違って好きに描けるので気楽でした。

イラスト練習始めて1年経つ

アナログイラストを始めて1年目。

夏の絵だったのでひまわりを描いてみました。

アメリカの爆撃機「リトルボーイ」と「少年」のダブルミーニングを意識して小さな男の子視点から少女を見上げているアオリの絵を描こうと思ったイラストです。

  • 影は投げなわ塗りではっきりと面を分ける
  • パーツ毎に描く

といったことを意識して描きました。

ヒマワリが難しくてうまく描けなかった記憶があります。

 

あとこの時期に「ジェスチャードローイング」というクロッキーの一種をやりはじめました。

ツイッターで同じようにイラスト練習をやっている方が多くやっていたので「どうせいつか自分もやるだろうからとりあえず今やってみるか」という感じで始めてみました。

ジェスチャードローイングについては「たてなか流クイックスケッチ」にわかりやすくのっています。

デジタルイラストを始めて1年経過

その2か月後くらい、デジタルイラストを始めて1年目くらいに描いたイラストがこちらです。

練習ばかりできちんとしたイラストを描いてなかったので、久しぶりに仕上げたイラストです。

厚塗りで描いているので荒い部分もありますが、デジタルを始めて1年前のデジタルイラストに比べると成長したと思います。

その後Twitterで1000以上いいねがもらえるようになる

その後クリスマスイラストで久しぶりに二次創作を描いたところTwitterで2000以上の「いいね」がもらえるようになりました。

このイラストは絵のクオリティというよりは、見た人の共感を得やすいシチュエーションを描いたのがよかったんだと思います。

人気の高い二次創作を描いたのでいいね数が多いのは当たり前なんですが、描き始めのころは二次創作を描いても1000いいねがもらえることはなかったので、確実に画力も上がったんだと思います。

 

その次に描いた正月イラストでも1000いいね以上をもらうことができました。

Twitterの「いいね」の数は画力とはあまり関係がないので気にしすぎるのもよくないですが、いいねがあればモチベーションが上がるのも事実です。

ぼくのように特に描きたいキャラがいない人は、人気の高いジャンルの絵を描いたほうが見てくれる人が多くなるのでいいではと感じました。

イラスト初心者は1年で上達するかまとめ

イラスト初心者は1年で上達する?

イラスト初心者が独学で1年練習してどれくらい上達するのかご紹介しました。

 

実際にやってみて感じたのはイラストは練習をすれば誰でも確実に上達するということです。

自己評価が甘い点を加味しても以前よりは確実にうまくなったと感じますし、要領のいい人ならもっと早く上達するはずです。

 

ぼくは飽き性なのもありますが色々な練習を片っ端から試しています。

どのイラスト練習が効果的なのかはその人の画力や向き不向きで変わってきますし、絵がうまい人が「この練習が効果的」といっても実際に効果があるのかは実際にある程度やってみないと分かりません。

 

絵がうまくなるのが「なにかに気付いた瞬間」なので

  • 色々な練習を試してみる
  • 描けないものを積極的に描いてみる

とイラスト上達が加速するはずです。

あと最初にもいいましたが描いたことをないものを描くときは「できないのが当たり前、できたらラッキー」くらいの気持ちで練習するのがメンタルに優しいです。

 

最近の練習なんかはTwitterにアップしています。

時間あったらのそいてみて下さい。

 

こちらの記事がイラスト上達の参考になれば幸いです。

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