色々な角度から人体を描けるようになるには、色々な角度やポーズの人体を描いて形を覚える必要があります。
その時に役に立つのが人物のポーズ集です。
本屋さんに行くと市販のポーズ集が色々売られていますが「ポーズ集をもっていない」という方もいますよね。
そんな方のためにこの記事では模写やイラスト練習に使えるポーズ集サイトをまとめて紹介しています。
すべて無料で利用できるのでイラスト上達に活用してください。
模写におすすめの人物ポーズ集サイト4選
まずは色々な人物の写真を表示してくれるサイトを紹介します。
紹介するサイトはどれもあまり違いはないので好みで選びましょう。
- Line of Action
- SketchDaily Reference Site
- Quick poses
- SenshiStock™
1.Line of Action
Line of Actionの特徴
- 性別や年齢、着衣のありなしが指定できる
- 一時停止ボタンで時間制限なしで利用できる
- ポーズ集の他に手足や動物、建物の画像もあり
- 英語のみ
「Line of Action」はランダムで画像を表示してくれるサイトです。
性別や年齢、着衣のありなしなどが指定できます。
クロッキー用のサイトなので時間制限がありますが、一時停止ボタンを押せば時間制限なしで使えます。
日本語には対応していないので英語が苦手な人は次に紹介する「SketchDaily Reference Site」を使いましょう。
2.SketchDaily Reference Site
SketchDaily Reference Siteの特徴
- 性別や着衣のありなしが指定できる
- ポーズやアングルが指定できる
- 時間制限なしで利用できる
- ポーズ集の他に手足や動物、植物、建物の画像もあり
- 日本語に対応
「SketchDaily Reference Site」は「Line of Action」と同じくポーズ集がまとめてあるサイトです。
「Line of Action」と同じモデルの画像が流れていることもあるので使っている画像元が同じなのかもしれません。
こちらは日本語対応しているので英語が苦手な人でも安心して使えます。
ポーズやアングルの指定ができるので、横向きのポーズなど特定のポーズを集中して練習したい時に役立ちます。
欠点としては画像の量が多いためか「Line of Action」よりもサイトが重くもっさりとしている感じがあります。
「Line of Action」とほぼ同じなので、日本語対応のほうがいいならこちらを使いましょう。
3.Quick poses
Quick posesの特徴
- 性別や着衣のありなしが指定できる
- ポーズやアングルが指定できる
- 時間制限なしで利用できる
- ポーズ集の他に手足や動物、建物、風景の画像もあり
- 英語のみ対応
「Quick poses」も上で紹介した2つのサイトと使い方や内容はほぼ同じです。
いくつかモードがあり「Random poses」は時間制限がないモードです。
「Timed practice」を選べば時間制限があるクロッキーもできます。
4.SenshiStock™
SenshiStock™の特徴
- 水着を着た独自のモデルを掲載している
- ポーズの指定ができる
- 一時停止で時間制限なしで利用できる
- 英語のみ対応
「SenshiStock™」はドローイング用のポーズサイトです。
他のサイトはフリー画像を使用していますがこちらのサイトは独自のモデルを使用しているようです。
リンク先の画像をクリックするとランダムで画像が表示されます。
画面右にあるタグボタンをクリックすると、表示するポーズの指定ができるので特定のポーズを集中して描きたい時に利用できます。
3DCGのポーズ集サイト
次に3DCGを使ったポーズ集サイトを紹介します。
3DCGのほうが個体差がなく実物よりも描きやすいのでポーズを描く練習に慣れていない方に向いています。
最初から等身がデフォルメされているサイトもあるので、アニメやマンガのようなイラストを描きたい人にもおすすめです。
- ポーズマニアックス
- Pose Trainer
- Croquis wiki
- ドールのアトリエ
- デッサンポーズ
1.ポーズマニアックス
ポーズマニアックスの特徴
- 10秒から300秒のクイックドローイングができる
- モデルを360度回転させることができる
- ライティングの変更やグリッドの表示ができる
「ポーズマニアックス」は、人体模型のようなモデルを様々な角度で観ることができる超有名な3Dサイトです。
10秒から300秒のクイックドローイングができるほか、特定のポーズを選択して360度回転させることができます。
Flashを使用していたため使えなくなっていましたが、クラウドファンディングでお金を集めて復活しました。
リニューアル後はサービスも充実して、シルエットの表示や光源の変更などができるようになっています。
ポーズマニアックスはもともとクイックドローイングのために作られたサイトですが、個人的には短時間ドローイングは初心者がやってもあまり効果がないと考えているので、やるなら時間制限なしで練習した方がいいと思います。
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2.Pose Trainer
ポーズマニアックスの特徴
- 10秒から90秒のクイックドローイングができる
- 簡易的な顔、手と足の3Dモデルが利用できる
- ポーズの数は少なめ
「Pose Trainer」は、ポーズマニアックスがFlashのサービス終了後に有志の方が作った3Dモデルのポーズサイトです。
内容はポーズマニアックスとほぼ同じですが、こちらでは男女ともに筋肉量が多いマッチョな体系を選ぶことができます。
3.RKGK.ORG
RKGK.ORGの特徴
- モデルが二次元キャラに近い等身
- 30秒~10分間の時間指定ができる
- 色々なパターンのモデルが選べる。
RKGK.ORGは3DCGの男性と女性モデルのポーズ集サイトです。
もともとCroquis wikiというサイト名でしたが「RKGK.org」という名前になりURLも変わりました。
ポーズマニアックスとは違い、モデルがデフォルメされていて実際の人間よりもアニメやマンガのキャラクターに近い等身になっています。
女性が6等身、男性が7等身くらいでしょうか。
最初からデフォルメされているので、リアル等身を自分でデフォルメする必要がありません。
そのためアニメやマンガなどのイラストを描きたい人におすすめです。
グレースケールや光の有り無しなどいろいろなパターンを選べるのでその日の気分や練習方法に合わせていろいろ試せるのも良い点です。
4.ドールのアトリエ
ドールのアトリエの特徴
- モデルが二次元キャラに近い等身
- 時間制限機能はなし
- 武器を持ったポーズが豊富
「ドールのアトリエ」は投稿型のポーズ資料サイトです。
デザインドールという3DCGソフトで作ったポーズが投稿されています。
モデルは二次元キャラに近い等身ですが、投稿型サイトなので、他の3DCGサイトよりキャラクターの体型に幅があります。
武器持って構えたポーズなどイラストでそのまま使えそうなポーズがあるので、イラストで映えるポーズを探しているときにも役立ちます。
5.デッサンポーズ
デザインポーズの特徴
- 10秒~120秒の時間指定ができる
- モデルを360度回転させることができる
- クイックドローイングはやや使いにくい
デッサンポーズは3DCGの画像を表示してくれるポーズサイトです。
1つのポーズを360度回転させてみることができるので、いろいろな角度から描く練習に使えます。
こちらのサイトはポーズマニアックスと同じくFlashを使っていたためまともに動作していなかったのですが、HTML5にアップデートしたおかげで使えるようになりました。
10~120秒の時間指定はできますが自動で次の画像に切り替わらないので他のサイトに比べるとクイックドローイングは使いにくいです。
どちらかというとじっくりとドローイングをする人向けのサイトですね。
イラスト練習におすすめのポーズ集サイトまとめ
人体のポーズを描く練習に役立つサイトをまとめて紹介しました。
今回紹介したサイトを使えば無料で色々なポーズを描く練習ができます。
市販のポーズ集を持っていなくてもサイトにアクセスすれば気軽に練習できるので、イラスト練習にぜひ活用してみてください。
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